2003年4月11日
今日は職場の送別会、早い話が宴会である。
つまり俺の大嫌いな行事である。

美味い酒を飲むことは大好きだ。
美味い物を食う事も大好きだ。
気心の知れた連中と酒を飲んで腹を割って話すことも大好きだ。
その3つの因子の内、2つでも満たすことができれば宴会ももう少し楽しいと思えるのだろうが、現状では不可能である。

先ず、予算。
俺みたいな独り者ならいざ知らず、月々何万円かの小遣いで遣り繰りしている既婚者に、高額の宴会代は払えない。
必然、美味い故に高い酒と、食い物は姿を消す。

次、友人だったら後々笑ってすまされるような話も、職場の上下関係が存在している場所では出来ない。
ましてや、俺のように妙な記憶力を持った人が居る宴会では迂闊な事は話せない。

だから、俺は職場の宴会では決して己を失う事は無いだろうし、2次会のカラオケスナックに行く事も無いだろう。

今日も宴会の間中、ビールだけをちびちびと飲んでいた。そして2次会に向かう連中に「じゃ」と言って俺はいつもの居酒屋に行った。

泡盛をロックで、つまみは海ぶどう。
ビールの酔いの顔の火照りが、ゆっくりと冷めてくる。
差し入れで貰ったこごみの天麩羅で日本酒に変える。
今日は山口の貴。
最後は長崎の焼酎、青一髪をロック。
フカヒレと桜蕪の握り寿司を1貫づつ貰って、店を後にした。

今日の宴会代と居酒屋で払った金。
居酒屋の方が500円安い。
ただ、その差は私にとって比べるまでも無いほど大きい。



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