運河

2003年7月18日
待ちに待った北の国からの国(笑)、運河とガラスの街でのデイオフだー。
昼少し前に浮かれ気分で街に出る。
万華鏡ギャラリーとか某有名ガラス店などを見て廻ってる内に、あまりの観光客の多さに目が覚める。
俺、踊らされてる?
という訳で反骨精神を顕わにして、自分の意思で踊ることにする。

先ずは雲丹丼だな。
ある本で見てから十年来、あこがれていた店に行く。
これがまた雑居ビルの中の汚い店で、本当にここかと疑いたくなるような店だ。
客は他に三人連れの家族。
一つの丼に時間が掛かるので生ビールなど飲みながらたっぷり30分近く待ったが、そりゃあ感動モンだった。
エゾバフンウニのみ使用、しかも明礬水など使わない完全生ウニを少し小さめとはいえ、ご飯が見えないほどに敷き詰めた丼だ。
もうなんというか、このまま死にたい位?
一杯5000円が全然惜しくない。
酔いも手伝って、いー気分で店を出た。

さて銀行で実弾を装填すると同時に、今月の家賃を振り込んでおく。
なんせ給料日だからな。
後顧の憂いを絶ったところで、たまには親孝行の真似事でもするかとかになど送りつけることにする。
とりあえず自分の意思で踊ってるので、ガイドブックに載ってる店を避け、市場の中で声を掛けてきた兄ちゃんのセールストークを全部聞き流す。
聞きたいのはいくらまで値引きするかだけである。
大き目のたらば蟹一匹と800グラム超のかなり大きな毛蟹2匹で16600円と来たので、端数切れといったら、「えーっ」とか言いながらすぐ切った。
どうせ吹っかけてんのは分かってんだ。
こっちは最初っから2万でおさまりゃと、思ってんだから。

さて、親孝行もすんだし次はやっぱり酒ですか。
ということでニッカウヰスキー余市工場を見学に行く事にする。
駅で次の電車を見ると1時間後。
またこれかい。
幸いバスでも30分程度ということでバスで移動。
途中ものすごく眠かったが何とか乗り過ごさずにすんだ。

工場見学はおざなりに済ませ、というよりほとんど活動してないし。
ざっと見まわり、目指すは当然試飲コーナー。
無料のシングルカスク10年を試飲。
んー、鼻に抜ける香りが良い。
アルコールの角も取れて舌触りも良いし。
調子に乗って有料試飲のシングルカスク12年も1杯飲んで、大分ぽやーっとしてから限定品直売コーナーへ。
すべて香りだけは嗅げるので全部嗅ぐ。
んー25年は凄く美味そうだ。
でも1本20000円は厳しいなあ。
20分近くも悩んだ挙句、シングルカスク12年の樽ごとに性格の違う奴を3本買う。
ちなみに1本7000円。
3本分で2万円超えてんじゃねえか、全くこのバカはあ!

余市駅に行き電車の時刻を見る。
1時間半後。
はいはい。
そのままバス停にとって返す。
小樽で飲むつもりだったが時間もまだ早いので、札幌まで出てしまうことにする。
高速バスで約1時間半。
先ず向かったのは酒屋。
まだ足りないのか、お前は。
後で送ってもらえば済むので、品揃えをチェックしメモする。
さらに5、6種類試飲して結局何も買わずに店を出る。
なんていやな客だ。
いや、既に客でもないかも。
ちゃんと今度広島から注文入れよう。

街中まで移動し、リーブルなにわで本を買う。
7月発売のコミックスをほとんど買ってないからなあ。
結構重たいし。

これまたかなり昔に本で見た居酒屋に向かう。
しかし、街中からえらい遠いな。
いいかげん歩き疲れた頃に発見。
やっぱりこの国は広い。

先ずはビール。
鵡川のししゃも、烏賊刺し、穴子の天麩羅を注文。
良い感じだ。
突き出しも、烏賊とほやの塩辛、海老素揚げ、白つぶ貝と凝ってて美味い。
2杯目から日本酒に移行、地酒国稀にしよう。
しかし食い物の量が多い。
色々美味そうなものがメニューにあるのに先の3品で最早腹一杯。
3杯目に醸し人九平次を飲んだ所で勘定してもらう。

腹を減らすため街の方にえっちらおっちら歩く。
花火大会をしてるらしく音がする。
夏だねえ。
数年前に寄った日本酒バーに入る。
んー、変わってないなー。
メニューの方は少し変わったか。
白岳仙を注文し腰を落ち着ける。
最初は静かに飲んでいたが、途中から女性の店長さんと酒談義で盛り上がる。
以前は男の人が店長だったが、焼酎と和食の店を始めて、そっちに移ったそうだ。
2杯目の土佐しらぎくを干して帰る事にする。

タクシーの運ちゃんにあるラーメン屋に行ってくれって言ったら「今の時間なら40分位並ぶよ」といわれた。
さらに地元の人は行かないし、5年前とは味も変わってるよと言われ、行く気をなくす。
そのまま駅に連れていってもらい、運河の街に帰ることに。

しかし、電車の乗り方のマナー良いな、ここ。
一列にきれいに並んで、まあ広島じゃ絶対ありえないね。
デッキと車室を仕切るドア付近に立ってたら、後ろのオヤジ。
なにが気に入らないのか力任せにドア閉めやがった。
まあおかげで車室は空き気味、デッキはぎゅうぎゅう詰め。
当然、俺は車室にいたけど。

さあて、明日1日仕事して日曜はまた、デイオフだー。

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