北斗

2003年7月20日
さて、北の国からの国も今日で最後。
また暫く来る事も無いだろうから心置きなく堪能する事としよう。

先ずは酒蔵というか資料館のような所を見学に。
といっても例の如く、見学の方はそこそこにして目指すは直売コーナー。
4種類ほど試飲して気に入ったのを2本買う。
純米の原酒生と大吟醸の十年古酒。
これでこの出張中に買った酒は19本、総額は5万円を突破しました。
ちなみに本人に反省の色は全くありません。

朝っぱらから一杯引っ掛けてご機嫌な足取りで次の目的に向かいます。
街中で色々と土産を買いあさります。
先ずは万華鏡ギャラリーでテレイドスコープなる物を購入。
景色を万華鏡状に見れる物だが、そんな物を買って一体誰にやろうってんだ、こいつ?
それから、某有名ガラス店を二軒回って、先日目を付けておいた冷茶碗と酒盃を買う。
冷茶碗は藍青の2色で樹氷のデザイン、酒盃は曇ガラスに緑で桜と紅葉の2つ。
また酒器増えたよ。
置く所もないっていうのに。

酒と器、大体満足の行くものが買えたので、喫茶店で休憩。
水出しコーヒーとクリームチーズケーキという、全く自分の風貌に似合わない代物を、いかに自分らしく食う事に気を使い、あまり休めなかった。
似合わん事はするもんじゃない。

ともかくエナジーは補給できたところで、札幌に移動する事にする。
もうこの街に残した用事はない。
札幌方面行きの高速バスは札樽道路を快調に走る。
天気も良く眺めも非常に綺麗だ。
小樽方面行きがかなり渋滞していたが、聞いたところによると夏場はそんなものらしい。

昼過ぎに札幌に到着。
早速昼飯を何にしようかと考える。
寿司は先日の雲丹丼と、夜の居酒屋の魚で食傷気味なのでパス。
ラーメンは観光客に紛れて暑い中並ぶのが嫌なのでパス。
という事で、以前もやったデパ地下〜大通公園のコースをまたやることにした。
デパ地下で先ずはおにぎりを買う。
すじこ、イカ天、鮭焼きおにぎりの3つ。
何かおかずが欲しいのでうろついてると、横浜中華街のトンポーロウとか売ってます。
別にどこで作ったって、ちゃんと作ってあれば美味いんだがな。
まあ美味そうだったんで一番小さな塊を買いました。
それでも1300円、結構高いわ。
後は天麩羅屋で2、3個買いこんで、大通公園へ。
近すぎてコンビニが見つからず、飲み物を手に入れてなかった。
出店が出ててビール売ってたので、350ミリ缶を泣く泣く500円で購入。
倍以上はぼったくり過ぎだと思う。
そういや、ここの繁華街は有名なぼったくりの名所だしな。

大通公園のベンチでビール飲みながら、むしゃむしゃと昼飯。
相変わらず、ものすごくすじこが入っています。
あまりに美味かったので今回来れなかった同僚に嫌がらせのメールを送ってみました。
トンポーロウも柔らかく、ビール飲みながら非常にまったりとすごしました。
流石に少し買いすぎておにぎり1個と茄子の天麩羅が余ってしまいました。
持ち歩いてもこの気温では悪くなる事必至ですので、お百姓さんに謝りながら処分しました。
ごめんなさい。

ネットカフェに入って3日分の日記を一気に書く。
日記になってない!
まあ良いか、俺のは黙示緑だし。
3時間程もいたが日記にかまけて、一冊も漫画読んでない。
最近そんな事ばっかり。

5時も回ったところで居酒屋へゴー。
と、その前に最終的な土産を買っとかないと。
マルセイのバターサンドとロイズの生チョコ。
デパ地下でバターサンドは売ってたが、生チョコがあちこち探しても見当たらない。
みやげ物屋を巡って狸小路を歩いていると、何と同人ショップの宣伝を堂々と案内放送でしてるのに度肝を抜かれる。
やめろってそういう世界をおおっぴらに宣伝するのは。

結局見つからなかったので、居酒屋に入る。
先日、日本酒バーで教えてもらった和食の店だ。
店内は落ち着いた拵えで、居心地が良い。
椅子の座り心地も良い。
焼酎、黒吉のロックと湯葉刺し、スモークサーモンと燻製卵のサラダを注文する。
他の客の相手をしてた店長さんが声を掛けてくれる。
「どこかでお会いしましたっけ?」
5年も会ってないし無理もない、俺だって店長さん見るまで分からんかったし。
久々に来札した事を告げる。
奥の方では酒を持ち寄って会合が開かれてるそうだ。
相変わらずこの人も酒ヲタだ。
2杯目は夢づる。
しかしこの国は肴の盛りが凄い。
湯葉は普通だったが、サラダの方を平らげたらまた腹一杯になってきた。
4杯目の佐藤を飲んだところで、締めに冷し稲庭うどんをいただいた。
酒も肴も美味いし、居心地も良い。
手放しで誉められる店ってのは本当、少ないよなあ。

まだ早い時間に暇をして、札幌駅に向かう。
明日の仕事の為に、今日は早めに帰っておくか。
札幌駅の土産物屋でようやく、ロイズの生チョコをゲット。
これど思い残す事はなくなった。

コンビニでサッポロクラッシックを買ってホームで電車を待つ。
と、その向かいにいる列車はあ!
北斗星!
俺は鉄ちゃんではないが、北斗星かトワイライトエクスプレスには一度乗ってみたいと常々思っているのだ。
もし何かの間違いで結婚でもしたら新婚旅行は絶対に北海道に押し切ろうと思ってるが、今のところ全くその予定はない。
いいなあ、と見守る俺の前で北斗星は出発していった。
缶ビール片手に手を振ると、中から中年の夫婦が手を振り返してくれた。
なんかいいなあ。

さて、明日は北の国からの国を離れます。
後は最終地点、祇園祭の国を過ぎればようやく広島。
待ち遠しいねえ。


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