隠遁

2003年10月14日
世間様が働いている時に自分だけ休みってのは非常にいい物だが、いかんせん給料日まで金が無い。
今日は引き篭もり気分を満喫するとしようか。

目覚めはいつもの様に早い。
何時に寝ても仕事の時間に目が醒めるのは悲しい習性というべきか。
枕元には昨日寝る前に開けたビールが半分ほど残ってる。
ああ、勿体ねえ。

賞味期限の近づいている稲庭うどんを朝飯にする。
これでストックを使いきったので、また仕入れておかないとな。
稲庭もいいが氷見が非常に美味い。
ただし値段は倍近く違うんだけど。
広島の割烹食材の店に氷見うどん売ってるけど、広島出たら余計な金使うしなあ。

午前中はパソに向かってお気に入りの整理などしてみる。
リンク切れが82件。
後は新フォルダ作って整理。
酒関係だけでとんでもない数になってるなあ。

昼飯は昨日の残りのワンタンと、冷凍してあったご飯を一膳。
ワンタンを茹でようと冷蔵庫から取り出したら、水気でワンタン同士がくっついている。
なるほど、こういったものが作り置き出来ない理由がよく判ります。
箸で無理矢理引っぺがし、サディスティックに鍋に放りこんで目的を果たします。
まあ次回からはもう少しうまく出来る事でしょう。
大体、独り者が一から作る料理でも無いような気もしますが。

午後からはまた暇。
久々にPSの御神楽少女探偵団をプレイしてみる。
んー、何が良いかって時代?
大正の御世を題材にした物は結構ツボなのですよ。
まあ、なんとか大戦とかに限った事じゃないけど、小説では赤城毅の帝都探偵物語とか、漫画なら影崎由那の櫻の一番とか、舞台背景が大正ってだけでなんかわくわくしてきます。
舞台は昭和ですが山田芳裕の大正野郎なんて漫画も非常に好きですな。
ひょってして人間が古いのか?俺?

夕方まで御神楽をプレイした後、ちょっと寝る。
気が付けば6時半を少し過ぎてる。
あー、晩飯でも作るかあ。

レトルトの蓼鶏湯でも食べようかなと思ったが、豆腐が3丁も冷蔵庫にあるので湯豆腐にする。
後は、がんすを炙ってビールのつまみと、昨日の残りの野菜で簡単なサラダ。
がんすは魚肉練り製品を薄くしてフライにしたようなもの。
この地方にしかまず無いと思うが、焼き網で炙って葱を載せ醤油をかけただけで立派なビールのあてだ。
さて湯豆腐。
このためにうちには小さな土鍋が有るようなもんである。
出汁は昆布のみ。
他に具は無し。
沸騰させないように加減した鍋の中に切り分けた豆腐を一つづつ。
芯が温まった頃に引き上げて、青葱白葱をどっさりのせて和歌山の三ツ星醤油で食う。
堪えられねえ。
あっという間にビールから日本酒へ。
折角だ、巻機の特別純米を開けよう。

子供の頃は葱嫌いで一切口にしなかった。
酒を飲むようになってから葱に目覚めてしまい、今ではお好み焼き屋で葱焼きでビールを飲む駄目人間になってしまっている。
関東育ちの俺的には青葱では物足りないと感じる事が偶に有る。
湯豆腐なんかはその典型で2種類の葱をてんこ盛りにして食う。
子供の頃から葱食ってりゃもう少し賢くなれたかなあ。

豆腐も後2つを残すだけになった頃に、茶碗に飯を盛る。
湯豆腐の締めは豆腐茶漬。
飯の上に豆腐を載せ、軽く崩す。
先ほどまで使ってた取り皿の葱と醤油を軽く掛け回して、最後に鍋の出汁を掛けて食う。
何でこんなに美味いんだって言う位美味い。

日記をアップしてる途中で友人からTEL。
先日の日記から心配しての電話。
表だけでは無く裏の顔を知ってるからこそ、忌憚無く話せる。
そういう連中がいる限り俺は大丈夫だろう。

たとえ表の顔がどんなに孤立してもだ。

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