因果

2003年10月20日
友人の家で目覚める。
昨夜帰りついたのはもう真夜中。
今日仕事のない俺と友人1はともかく、他の人は仕事だぜ?

友人宅を辞して帰ろうとしたが朝飯食いに行こうと拉致される。
しかし朝10時からまともな店は開いてなくて、結局FFの牛丼チェーン。
俺、昨日の朝も牛丼だった様な気がするのは気のせいなのでしょうか?

午前中に帰りつきたかったが、家に着いたのは1時過ぎ。
かなり朦朧とした頭で駐車場に車を入れる。
いつもの位置まで停めると、昨日買った本棚が取り出せない事に気付き、一度車を前に出す。
後部のガラスハッチと左後席のドアを開け、腹立つほど重たい本棚を引っ張り出し、駐車場の外に立てかけて、車を後ろに下げる。

その俺の耳に響く不協和音。
振り向いた俺の目に写ったのは、隣の車のブレーキランプを砕いた、開け放たれた左後席のドア。

超鬱。

基本だろ。

ドアの開閉の確認なんか。

とりあえず、車の持ち主さんの勤め先が目の前なので、連絡しに行く。
ご本人はいなかったが、帰り次第連絡いただけるようお願いして家に戻る。

自分の馬鹿さ加減にあきれ果て何もやる気無し。

電話をいただいて、ディーラーに見積もりを出してもらって修理代を負担するだけで良いよって言ってもらった。
有り難くて涙が出そうだ。
修理代を持って行く時に菓子折りでも持って迷惑を詫びよう。
忘れない様にここに記す。

洗濯を終え、チノパンとシャツ4枚にアイロンを掛けた後、街に出る。
目的は本屋と黙示録を記すために居酒屋へ顔を出す事。
途中、レーシングメットをかぶったスーツ姿の外人に「時間ありますか?」と声を掛けられる。
こいつの正体は知っている。
某宗教の手先だ。
俺はあんた等の神様の対極にいる者だって言ってやりてえ。
とりあえず「時間あるように見えるのか?」と言う視線でもって返事をするとなにも言わずに去って行かれました。
チッ、根性無しが。

一軒目の本屋を離れ2軒目に行こうとした際、もう一人別の外人に声を掛けられます。

・・・何かい?
そんなにこの俺は暇そうに見えるのかい?
大きなお世話じゃ!ボケェ!
儂ゃあ、人間の相手だけで手一杯なんじゃあ、神なんぞの相手なぞしとる暇あるかい!

と目で訴え、遠く離れた本屋で本を買った後、ようやく居酒屋に腰を落ち着けます。

他の客のいない店内でひとしきり愚痴を言った後、
フリーに飲む権利を持っている泡波を飲みます。
流石に肌寒くなってきたのでビールはお預け。

肴の方も暖かく、湯豆腐なんかを頼んでみます。
湯豆腐となめこおろしを肴に、泡波、松露原酒と酒を進めます。

黒板に書かれた積丹漬とは何ですかと大将に質問すると、白菜と数の子の漬物らしい。
松前漬は良く聞くが積丹漬は珍しいので早速食してみることに。
ついでに新メニューのイクラ明太子和えも注文。
なんか魚卵ばっか食ってます。
コレステロールが心配です。

すいません、嘘つきました。
心配なんかしてません。

両方ともなんかかなり美味いです。
積丹漬の方は白菜の歯ごたえと、数の子の歯ごたえが妙にマッチして、酢飯に合わせて酸味が心地よいです。
イクラ明太子和えは少々、塩辛い面もありますが物足りないところをカバーするような感じが、酒を進めます。

更に泡波、晴耕雨読原酒を継いだところで、客が増えたので暇する事にいたします。
万札を置いて足りなければ次と言って、店を離れます。

次、いつ来れるかねえ。
ほら、車の修理代も払う事だしなあ。

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