銭湯

目覚まし時計が朝を知らせる。
昨日泊まった友人を送らねば。
しかし胃が重い。

友人も辛そうだ、暫らくうだうだした後友人は健康上の理由により、今日の研修を休むことを決意。
自主参加だから良いというが、本当に良いのか？

9時半過ぎまで家でうだついた後、銭湯に行く事にした。
本当ならば今日は酒蔵の見学を兼ねたイベントに行く予定だったが、雨が降ると言う事で延期になったのだった。
降ってねえし。
まあ午後から降るだろうから、先ず友人の家により洗濯物を取りこみ風呂に。
二人共給料後なので、贅沢にマッサージなど受けようと予約を入れてから風呂に浸かる。
蒸し風呂やサウナで汗を出す。
一度体温が上がると中々冷めない状態なので、無理矢理水風呂で体温を下げる。
一時間近くも風呂に浸かり酒を抜いた。

こういったところでマッサージをしてもらうのは実は初めて。
いつもは電動マッサージ器で済ませてしまうからだ。
肩から重点的に揉んでもらい40分のコースもあっという間。
全身満遍なくものの見事にこっているそうです。

最近は街の銭湯もほとんどがスーパー銭湯のようになってきているが、
俺的には旧き良き銭湯はかなりツボだ。
亡くなった伯父が銭湯を経営していて、子供の頃良く泊まりに行ったものだ。
タイル絵、ケロリンの桶、アルミの板の脱衣ロッカーの鍵、籐の脱衣籠、高い天井に響く桶の音など今も忘れられない。
二階部分に間貸ししてる部屋があり、脱衣所の脇に広く薄暗い階段への入り口があった。
洞窟を探検するかのような気持ちで階段を上ったものだ。
伯父が亡くなったのをきっかけに廃業し取り壊されてしまったが、あの銭湯は間違いなく俺の心に残っている。

友人を送り自分も家に戻り7時ぐらいまでうとうとしていた。
2，3日前から「来たかな」と思っていたらどうも来たらしい。
花粉症。
目のかゆみと鼻水が主な症状。
去年はほとんど薬に頼らずに済んだのだが、今年はどうだろうか。
とりあえず目薬とかは用意しておくか。

さて明日も早いし、ビール飲んで寝るか。