夏紀行

2008年8月26日
いやいや、また長く空いたもんだ。

一か月ほど広島を離れ関東で、まあ研修みたいなモノに参加してきました。
研修自体はどうでもいいので、その間の飲みの成果をまとめておく。

最初にいった一軒は、普通の居酒屋。
研修開始当初に何日か拘束されたので、4日ほど酒抜いたので一刻も早く酒を飲みたく手近な店で飲む。
まだ明るいうちから暖簾をくぐって店の中に。
最初の生ビールが出るや否や、突き出しが出る前に一気に3分の2を空けてしまった。
突き出しは枝豆、頼んだのはバラとつくねの串2種、そして串カツ。
丁度テレビに映ってたバレーボールを眺めながらゆっくり飲む。
ビールをお代りしたところで串とカツが届く。
古い洋食屋のようなステンの楕円プレートに盛られてなかなか洒落ている。
付合わせの野菜用のドレッシングも別に出されてくる。
味は感動するほどではないが普通に旨い。
ビールを空けて、しばし思案。
ホッピーにしようかと思ったが、サワーで抑えておく。
付合わせの野菜も残さず食べると、なかなか腹にたまる。
なんかもう一品追加しようと品書きを見るが、刺身って雰囲気じゃねし野菜はもう十分だ。
カウンターの奥に煮込みのような鍋が見えたのだが、煮込みは冬しかやってないそうだ。
後々同僚に聞いたところによるとどうもあの鍋はラーメンのスープだったのではなかろうか。
結局目に止まったメンチカツを追加。
さらにサワーを追加してあっさりと帰った。

日曜の昼に嫁を親戚一同に紹介するために中華街で食事。
その後嫁と買物の後、夕食を兼ねてカレーと海軍の街をうろつく。
定休日だとばっかり思っていた牛たん料理の店が開いていたので早速決定した。
聞いたところによると3年前に定休日が変わったと言う。
ということは3年以上来てないのか、久しぶりな訳だ。
まずはビール、ここの生ビールはほんとに美味いんだよな。
料理はタン塩焼、釜揚げ、シチュー、タタキと以前の定番に同じ。
嫁はレバ刺しは食べれるが他の生肉はあまり好きではない。
ユッケ風のタタキはほとんどが俺の物になる。
シチューは何年か前に連れてきたときに非常に気に入っていたので好きなだけ食べてもらう。
ちゃんと残してくれたよ。
酒を六代目百合のロックに変えて、釜揚げと塩焼。
相変わらず美味いよな。
昼間相当暑くてバテバテになったので百合の2杯目、追加した一皿を食べてその日は帰りました。

研修が早く終わる平日、バスに乗って2つ先の駅まで。
あまりに暑いので遠回りする方のバスに乗ってしまい、のんびりと移動。
この街にも昔よく通った串焼きの店があるのだが、もう何年も来ていない。
ネットで情報を検索したところ移転したとか、他の店に吸収されてしまったとか聞いていたのだが、バスを降りて反対側をみると、「何、あるじゃん」
酒屋も本屋もその日行こうかなと思ってた別の店も全部キャンセル。
早速明るいうちから暖簾をくぐることになった。
凍ったジョッキに注がれた生ビールと、突き出しが出たところで焼き物を。
最初は棒つくねにピーマンチーズ。
突出しの大根浅漬けを食べビールを飲む。
ここの大将が串を焼く時は無駄口は一切叩かず、その眼はいつも真剣だ。
つくねが先に出る。
相変わらずレベル高い。
つくねを食べビールを空けてしまったがそのまま待つ。
大将がピーマンチーズを出してくれたところで、ビールのお代りをお願いした。
巻いてある豚バラの焼き加減、ピーマンの火の通り、中のチーズのとろけ具合と3つとも絶妙である。
一度友人達とバーベキューしたときに真似てみたが、猿真似の域を出ることはなかった。
ビールを空けてしまって、酒を清泉に変えて、中華巻と焼きトマトを追加する。
中華巻は春巻に似た感じ、焼きトマトは豚バラで巻いたプチトマト。
焼きトマトは注意して食べないとトマトの果汁が口の中を焼く。
よく冷えた清泉をすすりつつ、さらに追加。
野菜を食いたくなったので玉ねぎ、そしてネットでその存在を知ったチーズ餅を追加。
チーズ餅は珠玉の美味さだったのだが、あせって食べたので上顎の裏べっとりと焼いちまった。
〆張鶴で冷やしつつ、もう少し食えそうだと品書きとにらめっこ。
手羽ともうひとつ、さっき隣にいたカップルが注文してたごぼうバラ巻を追加した。
このごぼうバラ巻が最高だった。
ごぼうの香りと歯ごたえが何とも言えず心地よい。
ひょっとして俺はこれより美味いごぼう料理を食った事がないのではと思えたほどだ。
満悦至極で店を辞す。

関東の友人達と久々に連絡を取り合い、飲みに出ることとなった。
指定された時間は昼過ぎ?
一応、酒を飲むのは5時以降と吹いている俺も少し驚き「何時間飲むのかと」少しびびる。
お互い携帯も知ってるのに、SNSのメッセージのみで連絡を取り2時頃に指定された駅につく。
友人2人と合流し、では早速とばかりに駅からほど近い立ち飲み。
どちらかというと高めの酒を普段好む俺としては立ち飲みの経験はあまりない。
友人に倣ってホッピーから入る、カウンターならばキャッシュオンデリバリーだが一つ離れたテーブルは後払いで良いようだ。
つまみは刺し盛、串などだが品書きをみるとどれも本当に安い。
安いのだが酒に合って美味いのが流石だ。
ホッピーをお代りした後サワーへ。
つまみは煮込み、茄子煮、ポテサラなど当たる幸い頼みまくるが、どれをとってもはずれがない。
1時間以上も居ただろうか。
酔ったというよりは腹が結構膨れたので、河岸を替えることにする。

2軒目は商店街の練物屋の店先でやってるおでん。
缶チューハイを啜りつつ、ゆっくりやる。
時間はまだまだ、友人お勧めの店もまだまだこれからだそうだ。
おでんの中で美味かったのは、ふんわりと出汁を吸ったはんぺんと、関東ネタのすじだ。
広島では、冬場になれば大きなスーパーなどで、ちくわぶ位は見かけるが練すじは流石に見た事がない。
実家のおでんではカレーボールや練すじ、はんぺん、ちくわぶはいつも入っていたからなあ。
まあ関西風のすじ肉やアキレスなども嫌いじゃないんだけど、やはり関東人の血かねえ。
一軒目の店は携帯禁止だったので、ここで携帯の面白写真など友人に見せつつチューハイをすすりまったりと過ごした。

3軒目は居酒屋好きならば誰でも知ってる店だった。
かくいう俺も存在は知っていて一度行ってみたいと思っていたが、この街に来ることがついぞなかったので今まで未訪だったのだ。
店の中は既に多くの客でごった返していたが、カウンターのお客さんが詰めてくれて、角に3人並ぶことができた。
飲み物は友人に任せるとジャン酎という耳慣れないものを注文。
届いて見るとジャンボ酎ハイの略とのことで、なるほど大瓶の酎ハイだ。
料理はここの名物という鯉刺身と特上鰻蒲焼を。
またこの料理美味い。
鯉も鰻もこりゃ他で食えなくなっちまうなあって位に美味い。
段々、料理等の感想が簡素化してるのは大分まわってるからである。
ここで、第三の友人が仕事終わって合流してくるというのでいざ4軒目へ移動することとなる。

4軒目はまだ開店していなかった。
しかし店の外には既に行列ができている。
なんとまあ、愛された店だことよ。
こういった店にはずれがあろうはずもないと、期待して友人達と一緒に待つ。
だいぶ顔に出てたのだろうか。
人数を数えに出てきた店の人に、大人しく飲みなよと釘を刺された。
こういう店は良い。
雰囲気を壊す客や騒ぐ客を放置しないという店の気概があるってこった。
もつ焼きをつまみにとても冷たいホッピーを飲み友人たちと話をした。
店に注意されるようなことはしなかった(と思う)が、この時すでに相当酔っていたので、食い物飲み物の記憶はすでに深い霧の向こうである。
腹も一杯、酔いも相当になったのでここでギブアップ。
次の日飯を食いに行く約束をして電車に乗って家に帰る。
まだ十分にバスがあるのにタクシー使って帰ってるあたり相当まわってる証拠。

翌日、ものすごい宿酔い。
頭痛ってえし、胃はむかつきっぱなし。
かなりひどい状況で迎えに来てくれた友人の車にのる。
ちょっとした距離のドライブ&船旅だったが、休みとあって車多い。
目的の漁協直営という店に着いた時には昼を少し回ってたところか。
料理はものすごく旨そうだし、一品の量もやたら多い。
しかし宿酔いから復活しきれなかった俺はしじみの味噌汁の定食にさんが焼きといたって弱気なメニューの注文だった。
しかしここのメニューはすげえな。
かき揚げ天丼はかき揚げが4つも載ってるし、煮魚などは一匹単位、鰯の刺身も手のひらからはみ出るような半身が15、6枚も乗って出てくる。
友人の頼んだものを少しづつ分けてもらい食ったが、素材が新鮮だからかどれもうまい。
そんでもって安いときてりゃ、この混雑もうなづけるってもんだ。
腹ごなしに近くをぶらつき帰途に。
帰りに、米系のマーケットを冷やかし、うちの近くで蕎麦など食って散会した。

別の平日に酒屋を物色、欲しいものはまあ色々あるが、次の週末に別の酒屋に行く資金を抑えておくために社長に挨拶だけしておく。
駅に向かう途中に一軒の立飲みがあったがあまりの混雑にスルー。
もう一軒の立飲みが反対方向にあったのを思い出しそちらへ。
先日の宿酔いのせいではないが、ホッピーを避けて生ビール。
冷蔵ケースの中からつまみを選ぶ、刺身も一皿4切れ程だが200円くらいからと安い。
カマトロと言ったつもりだが来たのはマグロ。
まあいい、これも食おうかと思ってたし。
ついでに煮込みも注文。
ここはキャッシュオンデリバリーだ。
マグロを醤油で即席のヅケにしながらビールを飲む。
煮込みは柔らかくなかなかのもんだ。
酎ハイに替えて、カマトロも追加。
都合2杯であっさり切り上げる。
流石にこの間、あんな宿酔いを体験しちゃあなあ。

昼から家を出てまず中華街。
嫁への土産を買い、酒屋で酒を買う。
この店でしか買えないものといっても数多くあるし、進め方も上手いしなあ。
日本酒焼酎合わせて5本程で何とか抑えておく。
さらに電車で都のほうへ。
前に下見しに行った酒屋へ。
全国的にも有名な店でもあり客が多い。
前に来た時にお勧めされた日本のラムや粕取の長期熟成などいろいろ買う。
某有名蔵の地元用レギュラーを買っていった客がいたので、もう一本ありませんか?と聞いたら在庫がなかった。
しかしその代わりにと出してくれたのはもっと手に入りにくい、ネットでプレミアになってる品だった。
この店は勿論原価だし、一見に近い客にそんな物を出してくれる度量に脱帽。
都合8本も買い込んで家に送ってもらった。
夜は古酒専門の店に行くつもりだったのだが、電話してみたところなんと定休日。
さてどうしようかと悩んだ挙句、以前後輩を連れていった豚料理の店に行くことに。
本店と支店があるが一人のときは支店一階のカウンターに入ることにしている。
まずは瓶ビール、ここはキリンで行こう。
頭と白菜の漬物を注文。
肉は柔らかく、脂はさらりと溶ける頭を辛子と酢で。
口直しに白菜を。
いつ来ても美味いなあ。
今まではいつもビールからいっても紹興酒だったが今日は焼酎へ。
梅シロップを少しいれて飲むが、こりゃ合うわ。
ここの料理には相性ピッタリ、周りの人みんな飲んでる訳だ。
耳を追加、皮の部分はゼラチンふるふる、軟骨も柔らかく簡単に噛み切れる。
周りの客と高校野球の話題で盛り上がり、焼酎をお替りしていい気分になったところで店を出る。
ああ、ここは今日も美味かった。

研修最後の週は親睦会2件。
一件は平日の研修後同じ班になった同僚5人で。
同僚に近くのスナックを押さえてもらった。
まあスナックという店に一切興味がなく期待もしていない俺だが、なんかファミリアな店だった。
ほぼ貸切状態でしかも予約ってことで料理も結構出してくれたので非常に盛り上がった。
都合3本の焼酎を空けて最後はカラオケでアニソン大会になり、次の日の研修に非常に障害となったのは言うまでもない。
週末に研修全体の親睦会、基本的に宴会では静かに端でビールを飲む俺なので特に感想はありません。
2次会ですぐ近くの焼肉の店に同僚に連れて行ってもらい、分厚いレバ刺しを食った。
非常に分かり難い場所にある店で近くは何度も通ってるのに初めて知った。
レバ刺しは最高に美味かったが、2軒目、しかも宴会の後に行く店じゃないよな。
今度行くときは後輩連れていくか。

こうして約一か月飲み歩いてきました。
同じ店に2回もいかず飲み歩くのは俺にしては珍しいな。
研修中、飲み歩けるだけの小遣いをくれた嫁には頭があがりません。
そりゃあもう、研修終わった後の帰りの新幹線乗る前にしっかり土産買って、家に帰ったら男らしくバシッと土下座ですよ。

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